新型コロナウイルスの危機を乗り切るためのソリューション

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25,000+

2月以降に送信されたメッセージ数

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250

Epidemic Response Moduleを使用している組織数

User Profile

2,600+

プラットフォーム上のユーザー数

オーストラリアの企業Nogginは、危機対応、セキュリティ、インシデント管理の分野で10年以上にわたり事業を展開しています。安全・セキュリティ管理に対する包括的オールハザードアプローチを通じ、世界各国の企業を支援しています。

Nogginのソリューションは、危機管理、事業継続性、環境の安全衛生、緊急事態管理、セキュリティ管理、ケース管理と多岐にわたり、公益、教育、航空の業界向けパックも提供しています。また同社は、あらゆる業種向けに、新型コロナウイルス(COVID-19)対策用管理ツールも開発しています。こうしたソリューションに、Twilioの技術が活躍しています。

新型コロナウイルスの危機を乗り切るためのソリューション

企業や緊迫した状況下にある医療機関などの支援、新型コロナウイルスが引き起こした前例のない危機管理、その影響の低減を目的として、Nogginは、Noggin Epidemic Response Moduleと呼ばれる2種類の無料ソリューションの提供を開始しました。1つは新型コロナウイルスへの対応に迫られている一般企業向け、もう1つは公共の保健機関と医療機関向けに開発されています。COVID-19 Noggin Epidemic Response Moduleは、医療機関や企業による危機管理、スタッフ、業務、物資、サプライチェーンの確保を目的としています。医療モジュールは、モバイルの医療コマンドセンターに利用します。

新型コロナウイルスがもたらす危険は広範囲におよび、予測が難しいため、常に新しい情報を入手し対策を練る必要があります。Nogginのモジュールの特長は、コロナウイルス対応の準備と管理をダッシュボード上で行えることです。モジュールには事業継続性、危機管理、出張リスク管理、従業員の安全性に関する機能が搭載されており、感染した従業員のケース管理から従業員や供給業者とのコミュニケーションまで、さまざまなガイドラインとツールを備えています。このモジュールに、Twilioも協力しています。

「コミュニケーションは当社のソリューションに欠かせない要素ですが、中核機能ではありません」とNogginのCTO/CISOであるOwen Prime氏は説明します。「コミュニケーション機能に関して言えば、サポートリクエストやエンジニアリングに多大な時間を費やしてきました。Twilioのような専門企業にコミュニケーション機能をアウトソーシングできると聞いたときは、大変うれしく思いました」

同社はこれまで、複数のプロバイダーを利用し音声、テキスト、電子メールのメッセージを送信してきましたが、プラットフォームの再構築に際し、より優れたソリューションを求めていました。

プラットフォームの改良に着手する中で、TwilioのProgrammable Messagingと、電子メール向けのTwilio SendGridが採用されました。テキストを音声に変換するTwilio Programmable VoiceとTwilio Conference Callingも導入予定です。また、Prime氏によれば、実験的に導入しているインタラクティブ音声応答(IVR)についても、期待通りの結果が得られているとのことです。

今回のシステム移行は、大きな成果を生みました、とPrime氏は付け加えています。

「配信の信頼性と確実性が向上しました。Twilioの製品には満足しています。評判通りでした。導入予定の音声と会議機能にも期待しています。これらの機能を使用し、メッセージの受信者から音声のフィードバックを収集したり、ビデオ会議に対応したりすることで、サービス品質を大きく向上できると考えています」

Noggin2

Nogginは、新型コロナウイルス用モジュールにTwilio Programmable SMSとSendGrid Emailを連携し、アラート、通知、アップデートの送信や、メッセージベースの安否確認などのユースケースに利用しています。

COVID-19 Epidemic Response Moduleのユーザーは、Twilio製品を使用し、従業員や供給業者などのステークホルダー向けに、対応や計画の最新情報を送受信しています。

2月の提供開始以来、数百もの企業がこのモジュールに登録しています。企業の地域は、オーストラリア、ニュージーランド、英国、米国、中国、イスラエル、アラブ首長国連邦、ケニア、スウェーデン、ベルギー、ノルウェーの15か国におよびます。

プラットフォームの適応性も高く、顧客は慈善団体から博物館、公共の保健機関、医療機関、空港、政府機関、学校、スポーツ関連組織と多岐にわたります。その中の1社、Arc Infrastructureは、西オーストラリア州で輸送インフラとアクセスプロバイダーの事業を展開しています。

「NogginのEpidemic Moduleを導入し後は、チェックリストとダッシュボードを使用して従業員、出張、サプライチェーンに関するリスクの対応と管理をスムーズに計画できるようになりました」とArc InfrastructureのGovernance & Risk LeadであるTom Foskett氏は述べています。

Twilioとのパートナーシップにより、Nogginは高品質のコミュニケーションソリューションを顧客に提供できるようになりましたが、満足度が向上したのは顧客だけではありませんでした。

「営業とカスタマーサクセスの立場から言えば、Twilioを採用していることは、顧客への強力なアピールになります。当社の信頼向上にもつながるため、営業的にも大きなアドバンテージになります」とPrime氏は語ります。「エンジニアリングについては、APIとSDKが分かりやすく、ドキュメントも豊富に用意されています。サポートについては、Twilioのおかげでインターフェイスが使いやすくなり、顧客のメッセージ確認が大幅に改善しました」

今回のパートナーシップにより、先行きが不透明な時代と脅威への迅速で効果的な対応が可能になりました。企業と医療機関における、危機管理ソリューションのニーズが高まる中、NogginはTwilioの協力を得て、顧客の期待に応え続けています。詳細はnoggin.ioでご確認いただけます。

“Twilioを採用していることは、顧客への強力なアピールになります。当社の信頼向上にもつながるため、営業的にも大きなアドバンテージになります。”

Owen Prime氏 CTO/CISO

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